ダイヤモンドの誕生と歴史

ダイヤモンドの原石が生まれるまで

永い時を経て姿をあらわした“奇跡の結晶”

ダイヤモンドの原石は、炭素が結晶化した天然鉱物です。
炭素といえば石墨(黒鉛)。
そうです、鉛筆の芯と同じ炭素成分でダイヤモンドはできているのです。

結晶構造の違いが、ダイヤモンドと黒鉛の大きな違いに。

ダイヤモンドは黒鉛と同じ成分でありながら、なぜこれほどまでに見た目も性質も違うのか。
それは、途方もないエネルギーと、奇跡的偶然や長い年月を要して生み出されるダイヤモンドの結晶構造が黒鉛のそれとは大きく異なるからです。この違いが黒鉛とは似ても似つかない、色や硬さ、輝きの源となる高い屈折率をもたらしています。

太古の昔、超高圧高温の地球内部で起きた奇跡。

溶岩イメージダイヤモンドの原石が形成されたのは、人類が誕生するはるか昔、7千万~16億年以前にまで遡るとされています。

まだ火山活動が活発だった原始地球の地下奥深く。
地表からおよそ150km以上もの地底(上部マントル)で、マグマに含まれる炭素原子が約1千度の高温と5万気圧を超える高圧の中、長い時間をかけ結晶化しダイヤモンド結晶(原石)は誕生しました。

さらに数億年から数十億年という時を経て、地中内部で眠っていたダイヤモンドは、火山の爆発にともなうマグマの噴出とともに、一気に急上昇し地表近くまで押し上げられます。
こうして地表に吹き出したマグマが冷却固化され、ダイヤモンドを含む鉱床を形成したのがキンバーライトやランプロアイトと呼ばれる岩石です。それから人類が登場しダイヤモンドの原石を発見するまで、さらに数億の時を要することとなります。

膨大なエネルギーといくつもの偶然の重なりにより誕生したダイヤモンドは、まさに大自然が創りだした芸術品であり“奇跡の結晶”と呼べるのではないでしょうか。

その輝きの奥には、地球が育んだ神秘的なパワーとロマンが秘められているように感じませんか?だからこそ人々は、ダイヤモンドの強さと美しさに魅了され求め続けるのかもしれません。


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